「アートフェアー釜山」は釜山から30分の海辺の町、海雲台(ヘウンデ)だったので二日目からホテルを海雲台に切り替えた。
最近は若者に人気のエリアで高層ビルも多く東京でいえば お台場といった感じか。
砂浜も綺麗で真夏は海水浴の若者、家族連れで大賑わいだそうだ。
海沿いのホテルへチェックイン。街中の喧騒から離れ 久しぶりに見る大海原、心がホッとする。一服ついて目の前のビーチへ。
この日は韓国の祝日で、海で泳ぐ者は少ないがビーチは大勢の人で賑わっていた。
屋台では水槽が並び ホタテ 魚 など魚介がぎっしり。 トッポギを缶ビールで流しながら、カジノがあるパラダイスホテルまで海辺を散歩。
韓国に来ると毎回思うが、若者たちが デカい。 男も女もだ。
男の子は ガ体がいい。徴兵制で鍛え上げられているからか。 でも みんな決まってテレビで見かける韓流アイドルの髪型を真似ていて、それが なかなか楽しい。
女の子は 日本と最大の違いは髪の毛をほとんど染めていないこと。 もうひとつは 眉毛だ。 日本の若者のように 細く手入れをしている子は少ない。 小生が若かった25年前の日本の感じか・・
そこいらじゅうに KARA が歩いていると思ってはいけないのだ。
こちらの方々は 皆 声が大きく 最初は 喧嘩でもしてるのかと思うほどの威圧感がある感じだが、聞き慣れると そのトーンも心地良いものになってくる。
釜山の人が言うには 釜山はソウルと違い 気質が強い と言う。 港町であり、東京よりも大阪って感じだと聞かされた。
私が初めて釜山を訪れたのは WBC(ワールドベースボールクラシック)真っ只中、しかも 滞在中に 日本 対 韓国 戦が行われる時期。 こちらの野球熱が 熱いのも知っているので少々ビビっていたが、ちょうど 通度寺 行きの昼時で入った食事処では当然 日韓戦の野球中継が。 小生も 大の 野球ファン。 一喜一憂するが やや控えめに・・・
さて アートフェアー釜山 は BEXICO の大ホール。 VIPカードを手に入れていたので一般開場時間より前に会場へ。
日本から知り合いの お店が三店 出店しているので、早々訪ねてみる。 各店舗 アルバイトの通訳さんを雇っているので 小生がブースを覗いていると、韓国語で説明を受ける。 なかなか切り出すタイミングが合わず ひとしきり説明の区切りがついたところで 日本人なんです。と打ち明けると 通訳さんもビックリ。 それはすみませんでした。 と日本語で返ってくる。 ほとんどのお店で これのくり返し。
国際市場では さんざん 「海苔あるよ~」 「ニセ物ブランド~」 「お兄さん~」 と日本語の嵐なのだが・・・
さて アートフェアーは ほとんどがコンテンポラリーアートで自分の分野の品物はない。
この広い 会場で この品物たちを買うのは 本当に ピンときて気に入るか、作者の説明で気に入るか・・・
自分の知っているビックネームならまだしも、これから売り出す新人にとっては 我々 美術商 の売り込みと 魅力あるプレゼンが必要だと感じた。
一般開場時間になるが アートフェアー東京 のような大混雑にはなっていない。
東京に帰ってきた友人たちに 成果を聞いてみるが、なかなか苦戦した模様であった。
今夜は お目当ての 広安里 へ。
韓国 釜山 道中記 4
2012.07.18